11月も終わりに近づくにつれ なんか めちゃくちゃ寒い毎日です。

療育室は 室内でも 換気をしているため 寒いので
スタッフたちは毎日
「今日は〇枚着てきたよ!」とお互いにアピールしあっています。

ご家族も厚着をしてお越しくださいね💦笑


さて、長らくブログ更新できず申し訳ありません。
サボっていたわけではなく単純にめちゃくちゃ忙しくてですね。

11月9日~13日と11月16日~19日、
朝5時スタートの毎朝1時間30分ずつ(初日2時間)の
「TEACCH®ファンダメンタルトレーニング」に参加していました。

ファンダメンタル

ファンダメンタルって日本語で言えば
「基本」とか「基礎」みたいなもので
ASDの学習スタイルの概要と「Structured TEACCHing」の基本を学ぶ内容でした。

でもでも、
「ほんまにこれが基礎!?」ってぐらい
すっごく面白いし刺激的だし本当に勉強になる9日間でした!

アメリカのTEACCH部の先生たちが講師ということで
全編英語!!
なのですが
同時通訳付きという素晴らしい構成になっていて
松田のつたない質問にも丁寧に即座にお返事いただけて
もうずーっと感動しっぱなしでした。


常に本人視点。
常にASDから出発して考える。
常に根拠とエビデンスがある。
スタッフには柔軟性と創造力が必要。
家族とも本人とも一緒にパートナーとして連携する。
今必要な支援に加え、将来に繋がる支援をしていく…。

どのお話も、本当に本当に胸に響く内容ばかりでした。


その中で松田が漠然と感じたことは、
「あー、アクティブ・ラーニングって大事だな!!!」ということです。

ファンダメンタルトレーニングでは
チャットあり
投票あり
小グループディスカッションあり
ジャンボードあり…と
学んだことを すぐに自分で考えて発表する構成が
随所に取り入れられていました。


そうすることで、
自分の中や 他の人の気づきを聞いての 発見があり
「自分の担当しているお子さんだとしたら、どうだろう」
「どうしてこういう支援が必要なのだろう」
「チームメンバーで共有する時にどういうことを伝えると良いだろう」
と一つ一つをしっかり考えることで
今日から実践できる形になっていました。


このような自分で考える機会・自分で表現する場がないと
「良い話を聞いたな」で終わってしまうこともあるかもしれません。


日々の支援でも 同じことが言えるのではないかと思うのです。

ASDのお子さんの学習スタイルや行動特徴を「ふむふむ」と理解するだけでは
支援にはつながりません。

お子さんが何を見てどう感じているか
どうしてそういう見方をしているかの根拠を探り
「こうしたらどうだろう」「ああしてみたらどうなるだろう」を検討してプログラムを立て
「やってみたらこうなった」「どうしてだろう」と考えて
「さらに良い支援に繋げるために、もっと工夫できることはないかな」とさらに工夫を続ける…。

この繰り返しをスタッフ全員でチームとして繰り返し繰り返し実践することも
「アクティブ・ラーニング」なのかなと思うのです。

そして
自分たちの気づきや発見や思いをシェアし
ご家族からの気づきや発見や思いをお伺いしていく際
一緒に考え合う機会を持たせていただくことで
私たちは、いつも学ばせていただいているなぁとも感じます。


ASD支援は一本道ではありません。
正解もベストな支援もすぐには見つかりません。

でも学び続け、実践し続け、自分を振り返り続けるからこそ
少しずつかもしれませんが、
ベターな答えや支援に繋げられるのではないかとも思うのです。


ファンダメンタルトレーニング、最高でした。
少しずつ赤磐ぐんぐんの子どもたちの支援にもつなげていきたいと思います。


毎日早朝からのテンションの延長で暑苦しい松田の
「聞いて!!!!!今日の学びも最高だったよ!!!!」
に付き合ってくれた
赤磐ぐんぐんのスタッフたちにも感謝感謝の9日間でした。


そして、この年になっても、40オーバーの松田でも
こんなにも沢山の学びと発見と成長できる余地があるという
自分の可能性に、ウキウキする時間でした。

まだまだこれからです。がんばるぞ!!


(赤磐ぐんぐん療育スタッフ:松田紗代)