毎日暑さで だるーんとなっています。
ぐんぐんのエアコンはフル稼働!
でも、
コロナ感染予防(換気)のため窓があちこち開いているので
エアコンのパワーが足りない…。
窓閉めてしまいたい…。
ダメダメ!
また少しずつ増えてもきているので、気を付けていこうと思います。


さて、今日のブログテーマは
「ASDのお子さんの経験からの学びの強さ」についてです。

ASDのお子さんは記憶の仕方がとても独特で強いです。

「このお店でおじいちゃんがこのおやつを買ってくれた」とか
「○くんが滑り台で○ちゃんを押しのけて先に滑っていった」とか
「ママは、こないだも『あとで』って言ってた」とか。

こちらが「そうだったっけ?」というようなことも
細かくよく覚えているので
私たちが、いかに曖昧に生きているかを実感します。

その記憶の強さは、支援にうまくはまります。

たとえば
遊び場面で「タイマーが鳴ったら終わり箱に片付ける」とか
勉強場面で「左の棚から取って真ん中の机でして右側の箱に片付ける」とか
先生に「『描いて』と言って絵を描いてもらう」とか
一度習得したことは、しっかり覚えていてくれるので
生活上でも楽になることも多いです。

(ちなみに「タイマーが鳴ったら片付ける」が定着しないのは
 記憶として覚えてはいるけど、やるかどうかは別的な理由があるので
 その話はまた別で機会があれば書きますね)

一方で、
ASDのお子さんの記憶の独特から
応用や般化が難しいところがあるので
記憶したことが「1対1対応」になりがちなところもあります。

たとえば
先生に「『描いて』と言って絵を描いてもらう」ということを
A先生から教えてもらったとします。
そうすると、A先生ではないB先生には頼まずに
いつもA先生を探し続けるお子さんがいました。

そこで
「B先生も描けるから頼んだらいいんだよ」と伝えてみましたが
ピンとこないようだったので、
実際にB先生が描いてみせると「そうか」と納得して
B先生にも頼むようになりました。

ところが
A先生・B先生にも頼めるようになったけど、
やはりまた別のC先生には頼まないんです。



同じように
「セロテープ貸して」と言ってきた子に
「はいどうぞ」とピンクのセロテープ台を貸してあげたことがありました。

別の日に
また「セロテープ貸して」と言ってきたその子に
「はいどうぞ」と青色のセロテープ台を貸してあげると
「ちがう!」と怒られてしまいました。

「前はピンクだった」と言ってくれたので
「色が違ってもセロテープは同じだから、
 これでも使えるんだよ」と
実際に使ってみせると納得してくれました。


般化や応用の力って「暗黙的なことの理解」が影響しているので
「ここでの経験は、ここでの経験」
1つ1つなんだなと思います。


そしてもう一つ面白いなと思ったのは
やはりASDのお子さんは論理的というか情報主義というか
こちらが「大丈夫だよ」「同じだよ」と言い募るよりも
「ほら、同じでしょ」と実際に目視させてあげる方が
納得がどえらい早いということです。

成功体験というか「なるほど」感というか。
本人たちの理解や納得の仕方に合わせた教え方も大事ですね。

その独特さが
可愛くて面白いなぁと毎日感じる松田です(^^)


(赤磐ぐんぐん療育スタッフ:松田紗代)