梅雨明けが早いなぁと思っていたら、
8月に入ってから変な長雨が続いていますね。
雷が苦手な松田は、びくびくしながら過ごしています。


さてさて
今日のテーマは「夏休みの宿題」について。

ぐんぐんに来られているお子さんは
まだ幼児さんなのであまり関係ないのですが

上に兄姉がいるご家族から
なかなか悩ましい日々のお話を聞くことがあります。
夏休みの宿題

「ちっとも手を付けていない」
「ドリル系も毎日ちょっとずつやればできるのに」
「大物の作文やポスターなんかが全然進まない」
「始業式までに間に合う気がしない」
「そのくせ、ゲームしたりYoutubeしたりする時間はあるみたい」などなど


「あるある」「ですよね」とASDの小6息子のいる松田は頷きっぱなしです。


昔は私も
「やる気がないからだ」
「アリとキリギリスの典型例」と思っていましたが
ASDの視点に立つと色々見えてくるものがあります。


ASDのお子さんは実行機能に課題があると言われています。

実行機能とは
「計画して、準備して、実施して、反省して再度計画を練り直す」力のこと。


たとえば
「今日の晩御飯何にしようかな」
「ちょっと簡単にカレーにしようかな」と考えて
冷蔵庫を開けてみて
「あ、ジャガイモとニンジンはある」「カレーのルウもある」と確認して
スーパーで肉や玉ねぎを買ってお金を払って袋に入れて
ご飯を炊いて
野菜を切って肉と野菜を炒めてルウを入れて煮込んで…。
盛り付けて子どもたちに「ご飯よー」と言うと
「えー、今日給食でカレーだったのに」とか言われて
「次からは給食メニューを聞いてからにしようかな」と考えたりする。

こういう一連の流れが実行機能によって瞬間的に頭の中で成り立っているわけです。


でもASDの人にとってはこれが難題。

たとえば
「今日の晩御飯何にしようかな」と思っても
給料日前だとか栄養バランスとか家族の好みとか冷蔵庫の他の食材とか
色々考えないといけないことが山積みです。

また、買い物に行くにしても
フラフラと「あ、これも安い」とか色々トラップに引っ掛かっているうちに
肝心の肉を買い忘れてたー!!みたいなことも多いです。


ASDの子どもたちにとっての宿題も同じです。

実行機能の課題があるので
何をどういう風にやっていったらいいか計画を立てたり
うまくいかない時にリカバリーしたり
全体像を把握しながら「ポスターに10日かけている場合じゃない」とか判断したり。

子どもたちだけでは難しいですよね。


おすすめしているのは「一つ一つに分ける」です。

考えながら計画して何となく実行しながら反省して再度やっていく、、、というのを
同時にやるよりも
まずは何々宿題があるかをリストアップして
それをどの順番にいつやるかをカレンダーなどを見ながら考えて
一日ごとにその日することをリストアップし直す。
やっていったら「TO DOリスト」のように消していく。

欲張りすぎずに
ストレス発散も入れながら…。

こういう経験をしていくことで
うまくやれたという経験を積んでいくと
少しずつ自分でも計画したことでうまくいかない時には調整できるようになったり
勉強や家事やお手伝いの計画立案も使っていけるかなと思います。


実際、松田は
仕事をしていく中でも
「TO DOリスト」を毎日作りながらやっていますし
何か所か買い物に行く必要がある時にも
「Aに行ってBに行って銀行に行って郵便局で振り込んで…」などはメモしています。

いわゆる視覚支援もこれですよね。

こういう工夫をしておけば落ちがないし忘れない。
逆にそれをしていないと、失敗したり忘れたりしてしまって
しょんぼりになってしまいます。

松田家では、小1から探り探りやっていたおかげで
何とか毎年宿題を終えることができています。
(ポスターと作文と自由研究終わりました!やっほい!)


「〇才だから・〇年生になっているから
 自分なりにやれるようになりなさい!甘えない!」よりは

「これがうまくいく方法なら 
 それでとりあえずやって、宿題を出そう!!」の方が
親子ともにハッピーかも?笑
怒らずに済むし、計画通りにいかなくてもリカバリーは早目に手が打てます。


宿題以外にも、色々な場面で言えることかも。

「わが子にとってどうか」
お互いのハッピーのために、考えていきたいですね♪

(赤磐ぐんぐん療育スタッフ:松田紗代)