新しい年度に入って2か月が経過しようとしています。初めて療育に通い始めたお子さんやクラス替えで一緒に通うお友達や馴染みの先生が変更したお子さんも、ぴっぴでの活動に慣れてきた頃です。

ぴっぴは親子で通う療育機関なので、その分安心感があり、入室を嫌がる子どもは少ないのですが、『はじまりの会』のように、何をするかが分からない活動場面では緊張が高まり、保護者のそばを離れられなかったり、涙が出たりするお子さんも見られました。

そこで、お子さんたちが安心して『はじまりの会』に参加できるように、

・子どもたちの興味関心に合わせた内容にする

・活動内の流れを一定にし、予測可能にする

・「何を」「どれだけ(して)」「どのようになったら終わるのか」「終わったら次に何をするのか」のように見通しを伝える

以上3つのことを工夫するようにしました。

子どもたちの興味関心はそれぞれのため、ペープサートやスキンシップあそび、絵本や紙芝居、お絵かきクイズ…などなど、クラスごとに変えています。

ちなみに低年齢のクラスに今一番人気なのが「ポケットシリーズ」です。赤いポケットからは、赤い物が出てくるので、それが何かを当てていきます。働く車が好きな子どもがいるクラスでは消防車を、果物が好きな子どもがいるクラスではリンゴやイチゴを忍ばせておきます。それらがポケットからチラリと見えた時に、子どもたちがワクワクっとするのが表情を見て分かります。

そしてこのペープサートの分かりやすい所が、空っぽな状態を見せて『終わり』が伝えられるから…。子どもたちは「楽しかったけれど、なくなった・終わった」と納得し終わりを受け入れる事ができます。

また、活動の見通しをイラストや具体物を使って伝えるようにし、上から順にこなし、終えると「おわり」と言って箱に収めていくようにしています。一つずつ減っていくことで(終わって)次が始まることを見て理解することができるため、子どもたちが見通しを持ちながら『はじまりの会』に参加することができます。

子どもの興味を取り入れること、活動の流れが予測可能で見通しが持てる事で子どもたちの不安感は薄れ、笑顔で会に参加できる子が増えいきました!(^^)!


初めて療育開始をした低年齢のお子さんは特に、安心できる大人(両親)の膝に座った状態でも、前で展開されている活動にまずは興味が向くようにしていきました。

はじめは、椅子に座れないことを気にする保護者の方もおられましたが、経験を重ねていくことで体の力が抜け、自分から前を見る時間が増え、好きなペープサートが出てくると笑ったり、歌に合わせて手を叩いたりする変化を目の当たりにすると、椅子に座れることよりもその変化の方が大事だと感じていただけるようになりました。好きな活動のためならそのうち座るようになるかな~♡と、今は温かい目で見て下さっています。

安心できる状況の中で、子どもたちがたくさんのことを学ぶ姿を見させていただき、『安心できる』状況を用意する大切さを教えていただきました。

これからもお子さんが安心して活動に参加できるための工夫を保護者の方と共有しながら、楽しく安心できる環境の中でお子さんのたくさんの成長を保護者と共に喜び合えるようにしていきたいと思います。


ぐんぐんぴっぴスタッフ K