6月雨が多い月でしたが、少しずつ暑くなってきましたね。今年は猛暑と言われていますがどんな夏がくるでしょうか。


今日は自発的な表出のコミュニケーションを伸ばす取り組みの様子を紹介します。

Mさんは、PECSを使って表出のコミュニケーションの練習をしています。(PECSとは、絵カード交換式コミュニケーションシステムのことです。詳しく知りたい方は、ピラミッド教育アプローチのホームページをご覧ください。定期的にオンラインのワークショップも開催されています!)


フェイズも順調に進みフェイズ6のコメントの練習を始めました。はじめは、先生と勉強の場面で、その子の大好きなアルファベットを使って練習をしました。“A”のイラストを出して、「何が見える?」と聞いて、はじめは、身体プロンプトを使って教えます。

“Aのカード”と、“みえる”のカードをセンテンスバーに貼るところまで身体プロンプトしました。センテンスバーをブックから取り外して、正面にいる先生に渡すところは自発的にできて、渡しながらカードをタップし、「A みえる。」と伝えることができました。

 

2回目は、ブックからカードを取り外すことも自発的にできて、コメントすることができました^^ アルファベットが大好きなお子さんなので、次に先生が何を出してくるのかな??と、先生の手元をのぞき込む様子も見られ、コメント練習を楽しんでくれている様子が見られました。

その後、ブックのトップに貼っているカードを増やし、弁別の練習も行いましたが、先生からの問いかけに対して正しくカードを選んでコメントを伝えることができました。

             

先生と勉強の場面でできたので、今度は場面の般化です。あそびの時間にもコメントの練習に取り組みました。あそびのエリアにMさんの好きなキャラクターを(アンパンマンなど)壁に貼って、“○○がみえる”と伝える練習をしました。

はじめは、先生が指差しをしてそこに注目を向けてもらい、「何が見える?」と問いかけます。壁に貼ってあるアンパンマンのイラストを指さして「何が見える?」と聞いてみました。

キョトンとして少し戸惑っている様子だったので、PECSブックを指差しプロンプトすると、ブックからカードをはがして、“アンパンマン みえる”と文章を構成し、センテンスバーを先生に渡しながら「アンパンマン、みえます!」と伝えることができました^^

 

 “何か、今日はいつもと違う!”と気づいたそのお子さんは、部屋をキョロキョロと見渡していたので、「何が見える?」と聞くと、しまじろうが貼ってあるのを見つけて、自発的にPECSブックからカードを選び、”しまじろう みえると貼って、「しまじろう みえます!」と嬉しそうに伝えてくれました^^

           

次は、伝える相手を変えたり、場所も、他のところにもイラストを貼ってみようかなと思っています。そして、療育以外の場面、家庭でも取り組んでもらいたいと思っています。

 

今回は、療育で行っている取り組みをご紹介させていただきました。PECSを使うこと以外にも、コミュニケーションスキルを伸ばす取り組みを療育の中では行っています。お子さんが興味を持っていることを取り入れながら、今後もコミュニケーションスキルを伸ばす取り組みを、計画して取り組んでいきたいと思っています^^             

 

ぐんぐんキッズ療育スタッフ:S