毎日「なんじゃこりゃ」の暑さが 続いています。
皆さん、連休は 無事乗り越えましたか?

外出先などが まだまだコロナ禍で 限定されていて
お出かけしたくても なかなか思うようにできない中
「今日何するん?」
「どっか行く?」
「することないから、Youtube見てていい?」
「(まだ朝6時なのに)今日の晩御飯何?」攻撃、
ヘトヘトになりますよね^^;(松田家だけかしら)

疲れている時は イライラもしやすくなるので
自分の感情コントロールを 頑張らねばと思っています。


そんな松田はこの連休中、3日間計24時間の フル研修を受けてきました。
今日のぐんぐんレターは、受けたてほやほやの 松田の感想をお届けします。

友だち作りのSST

思春期のASD児の「友だち作り」のスキルを指導するプログラムの研修
「PEERS」の指導者養成講座。

「大阪で開催」というので 諦めていたのですが
「オンラインもあるハイブリッド式」!
こういうのって本当にタイミングだよなー。


参加した感想としては、率直に「目から うろこ」です。


友だちとは何か。

自分と同じような興味関心があって
自分のことを話せて
相手のことを話せて
意見が違っても、話し合いながら 一緒に考えられるような存在。

そんな友だちが 人生の中で 一人でもいてくれたら
きっと 何かしんどいこととか 辛いこととかあっても
乗り越えられるようなパワーに なりますよね。


時として ASDのお子さんは、
自分の好きなことに 相手を付き合ってもらうことを友達と思っていたり
自分を押し殺して 我慢して仲間に入れてもらおうとしたり
本当は誰かと繋がりたいけれど 断られる怖さで「一人でもいい」と強がったり。

あー、自分のことのように、、、
違うな、自分のことで胸が痛い。笑


「友だちは 選択です」
先日の吉田友子先生の講演会の中でも 触れられていた話が
ここでも 出てきていました。

相互で対等な関係が「友だち」ならば、
そんな存在は、園や学校だけでは探しきれないかもしれません。

だってクラスメイトは、
ASDの子たちのニッチな趣味に付き合ってこれる子ばかりじゃないから。
(DEEPな世界観☆なので)

そんなクラスメイトの中で
自分と同じ趣味や興味を持っている子を見つけるには
テクニックが必要です。
「どうしたらいいと思う?」と
グループで話し合いながら 一緒に考えていくことで
本人の気づきを大切にして進めていきます。
(面白いのは このやり方が 決して絵空事ではないこと。
 大人が言うような「まずは自己紹介」とかじゃないんですよね)

一方で、もっと視野を広げて仲間がいそうなところを
積極的に探していかないといけないんだなとも気づかされました。


思春期に至る前に
今の赤磐ぐんぐんの子どもたちにできることは何かも考えてみました。

それは
「人と一緒に遊んだり関わったりすることは、
 怖いことじゃないし 案外楽しいこともあるよな」というような
人との交流の成功体験を
家族や支援者たちがサポートしながら 体験することかもしれません。

時として
「どうせ僕なんて」「きっと無理だ」「やめておこう」と
人との交流でうまくいかなかった経験を
新しい人間関係を広げる際に 引きずってしまうことは よくあります。
(そんなとこで、般化の力は発揮しないでほしいんですけどね。泣)

だからこそ
思春期に 友達作りを 自分で広げていけるように
まずは今の幼児期に 大人のサポートありで
良い経験を しっかり積ませてあげたい。

「あの子と仲良くなれたのは、好きな物が一緒だったからだね」
「一緒に遊ぶ時には、順番を守った方がお互い喧嘩にならずに良いね」
「こういうやり方は、あなたに合うね」
そんな風に「あー、確かにそうかも」と気付けるような声掛けをしてあげたい。


そんなことを思った 3日間でした。
新しいことを学ぶと たくさんのエネルギーをもらえます。
今日から、また子どもたちとご家族にしっかり還元していけるよう 頑張ります!


暑さに負けず頑張っていきましょう♪