6月になってなぜか寒い日が続いています。
松田はこの寒暖差が体調を崩す原因になりやすいので
いつも以上に体調管理を頑張っています。
でも、マスク生活のおかげか
ここ数年はあまり体調を崩していない。すごいねマスク!
さて、今日のテーマは「理解と表出のバランス」についてです。
赤磐ぐんぐんは今年度
「理解コミュニケーション」「表出コミュニケーション」の
アセスメントをご家族と一緒に取り組んでいます。
「アセスメント」は日本語訳すると「評価」とでもいいましょうか。
「点数がつくのか」「数値化されるのか」と思われがちですが
そうではなく
「今のお子さんの現状を客観的に見つめる」ものです。
「できていること」「もう少しでできそうなこと」「今は難しいこと」によって
大人のアプローチの仕方は変わります。
「できていること」なら、大人があれこれ手出しするのは本人の自立心や自信を損なうからもったいない。
「もう少しでできそうなこと」なら、どんな工夫があったらできるかを考えてあげたらいい。
「今は難しいこと」なら、大人が環境や設定を変えてあげて本人をサポートしてあげたらいい。
例えば食事場面で言えば
「自分の席や家族の席、家族の茶碗の色は分かっている・同じ色やマークを合わせるのは得意」
「自分の使うお箸・妹の使うお箸は間違えないが、他の家族のお箸は間違えることがある」
「手伝いをしたがるが、お茶碗を運ぼうとしたら
よそ見をして割ることがしょっちゅうで、母はイライラする」
ということがアセスメントして分かったら、
「茶碗を母がセットしたところに、皆のお箸を並べる。
お箸には茶碗と同じ色とかマークをつけておく」
というお手伝いなら無理なくやれそうだな、みたいな。
できそうなところを少し工夫することで、できることにして
本人も「うふふー」となるというのが理想です。
これまでも赤磐ぐんぐんでは
アセスメントとして
利用開始前のPEP-3を皮切りに
普段の療育の中でも観察から見えてきたものを
日々アセスメントをし続けてきました。
ですが
療育の短い時間で見える姿だけでは
どうしても本人像がつかみきれませんところもしばしば。
ここで見せる姿はほんの一部分だから
それだけではお子さんの姿を把握しきれません。
「家ではできているんだけどな」「家ではできないんだよね」など
場面によっての違いをコメントもありました。
そこで
今年度の赤磐ぐんぐんでは
これまでしていた
「家族と一緒にアセスメントをする」を、もう一歩深めて
「家庭でもアセスメントをしてきてもらう」に取り組んでいます。
家ではできているのがなぜか。
どういう工夫があるとできているのか。
逆にぐんぐんでできていることで、家で難しいのはなぜか。
一つ一つ確認していただくことで
「お母さんには言いやすいけど、お父さんには言えていない」ところが見えたり
「『○○がないんだよなー』と言っているのを聞いて大人が動いていた」と気付かれたり
「要求や状況説明はよく出るけど、『困ってる』みたいなことは言わずに怒っているな」と話してくださったり
「できんと思ってたけど、ちょっと待ったら自分でやれていた」と発見されたり。
そうすることで
「できていること」「もう少しでできそうなこと」「今は難しいこと」が
その子一人一人見えてきます。
この過程を
私たち療育スタッフが一方的に行うのではなく
「ご家族と一緒に行う」ことが
幼児期の支援ではとても大切なことだと思います。
こういう普段の日常生活での教えるポイントや
サポートしてあげる部分が少しずつ見えてくることこそが
「子育てのコツ」に繋がっていくと思うからです。
幼児期のお子さんは右肩上がりにどんどん成長していかれます。
去年できなかったことができるようになり
一か月前できなかったことができるようになります。
(数年前まではお腹の中にいたわけですから)
そうしたお子さんの成長を実感できるのも
アセスメントの良さだと松田は思っています。
お子さんが
「できたよ!」「わかったよ!」「こうすればいいんだ!」
と気付いた時の瞳の輝きを見れることは、
この仕事をしている私たちの醍醐味でもあります。
その喜びをご家族と共有できるのも喜びです。
ぜひ普段の生活の中でも
「さてさて、何ができていて、何が難しいのかな?
惜しいポイントはどこだろう?」と色々見つめてみてください。
たくさんの発見を、是非教えてください♪
松田はこの寒暖差が体調を崩す原因になりやすいので
いつも以上に体調管理を頑張っています。
でも、マスク生活のおかげか
ここ数年はあまり体調を崩していない。すごいねマスク!
さて、今日のテーマは「理解と表出のバランス」についてです。
赤磐ぐんぐんは今年度
「理解コミュニケーション」「表出コミュニケーション」の
アセスメントをご家族と一緒に取り組んでいます。
「アセスメント」は日本語訳すると「評価」とでもいいましょうか。
「点数がつくのか」「数値化されるのか」と思われがちですが
そうではなく
「今のお子さんの現状を客観的に見つめる」ものです。
「できていること」「もう少しでできそうなこと」「今は難しいこと」によって
大人のアプローチの仕方は変わります。
「できていること」なら、大人があれこれ手出しするのは本人の自立心や自信を損なうからもったいない。
「もう少しでできそうなこと」なら、どんな工夫があったらできるかを考えてあげたらいい。
「今は難しいこと」なら、大人が環境や設定を変えてあげて本人をサポートしてあげたらいい。
例えば食事場面で言えば
「自分の席や家族の席、家族の茶碗の色は分かっている・同じ色やマークを合わせるのは得意」
「自分の使うお箸・妹の使うお箸は間違えないが、他の家族のお箸は間違えることがある」
「手伝いをしたがるが、お茶碗を運ぼうとしたら
よそ見をして割ることがしょっちゅうで、母はイライラする」
ということがアセスメントして分かったら、
「茶碗を母がセットしたところに、皆のお箸を並べる。
お箸には茶碗と同じ色とかマークをつけておく」
というお手伝いなら無理なくやれそうだな、みたいな。
できそうなところを少し工夫することで、できることにして
本人も「うふふー」となるというのが理想です。
これまでも赤磐ぐんぐんでは
アセスメントとして
利用開始前のPEP-3を皮切りに
普段の療育の中でも観察から見えてきたものを
日々アセスメントをし続けてきました。
ですが
療育の短い時間で見える姿だけでは
どうしても本人像がつかみきれませんところもしばしば。
ここで見せる姿はほんの一部分だから
それだけではお子さんの姿を把握しきれません。
「家ではできているんだけどな」「家ではできないんだよね」など
場面によっての違いをコメントもありました。
そこで
今年度の赤磐ぐんぐんでは
これまでしていた
「家族と一緒にアセスメントをする」を、もう一歩深めて
「家庭でもアセスメントをしてきてもらう」に取り組んでいます。
家ではできているのがなぜか。
どういう工夫があるとできているのか。
逆にぐんぐんでできていることで、家で難しいのはなぜか。
一つ一つ確認していただくことで
「お母さんには言いやすいけど、お父さんには言えていない」ところが見えたり
「『○○がないんだよなー』と言っているのを聞いて大人が動いていた」と気付かれたり
「要求や状況説明はよく出るけど、『困ってる』みたいなことは言わずに怒っているな」と話してくださったり
「できんと思ってたけど、ちょっと待ったら自分でやれていた」と発見されたり。
そうすることで
「できていること」「もう少しでできそうなこと」「今は難しいこと」が
その子一人一人見えてきます。
この過程を
私たち療育スタッフが一方的に行うのではなく
「ご家族と一緒に行う」ことが
幼児期の支援ではとても大切なことだと思います。
こういう普段の日常生活での教えるポイントや
サポートしてあげる部分が少しずつ見えてくることこそが
「子育てのコツ」に繋がっていくと思うからです。
幼児期のお子さんは右肩上がりにどんどん成長していかれます。
去年できなかったことができるようになり
一か月前できなかったことができるようになります。
(数年前まではお腹の中にいたわけですから)
そうしたお子さんの成長を実感できるのも
アセスメントの良さだと松田は思っています。
お子さんが
「できたよ!」「わかったよ!」「こうすればいいんだ!」
と気付いた時の瞳の輝きを見れることは、
この仕事をしている私たちの醍醐味でもあります。
その喜びをご家族と共有できるのも喜びです。
ぜひ普段の生活の中でも
「さてさて、何ができていて、何が難しいのかな?
惜しいポイントはどこだろう?」と色々見つめてみてください。
たくさんの発見を、是非教えてください♪
(赤磐ぐんぐん療育スタッフ:松田紗代)
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