日曜の暑さがうそのように今日は爽やかですが、何となくしっとり。
そろそろまた雨の時期かもしれません。


先日の「小学校に向けての動画」への視聴申込が
赤磐ぐんぐんの
50家族の年中・年長の保護者中、28家族申込をいただきました。
ありがとうございます!

パート2・3の視聴希望も多く声かけてくださっています。
まずはパート1の最後にあったところをやってみてから
パート2に入った方がいいので、また6月末あたりに申し込み募集しますね。


さて
今日のテーマは「発達検査」についてです。

年長さんは就学に向けて、主治医の元で発達検査を受けているところだと思います。
発達検査は基本的に幼児期は毎年受けられますが
小学生以上になると検査が変わったり
大体3年に一度にぐらいのペースになります。
(もっと大きくなるとさらに間の間隔があきます)


「どんな検査なのか分かれば
 出る問題を教え込んでいこうと思います!」などの声が時々あります。

1歳半健診の時とかも
何を聞かれるか・どういうことが求められるのかなど
先にを知っておきたいなぁと思った時期を懐かしく思い出します。

検査の内容って「秘密」で
内容などはメモしてはいけない決まりだったりします。


なんでかというと簡単にたとえて言うと
「視力検査」に近いのかなと思っています。

視力検査では、今の視力がどれぐらいかを評価するためのものです。
小学生の頃、並んでいる間に「上から、左・右・左下・下…」というように
あの「C」マーク(ランドルト環というそうです)を記憶して答えて
何とかやり過ごそうとしていたことを覚えています。


でも、それって結局見えていないので
眼鏡を作らなくて済んだ!ラッキー!では終わらず
結局自分で自分の首を絞めているというか
見えづらい生活を続けねばならんわけです。


目があまり見えていないのであれば
自分にあう眼鏡を作って
生活しやすくなった方が絶対楽なんですよね。
視力検査
発達検査も同じで
今の現状を正確に知るためには
覚えさせたり練習したりして「できた」はあまり意味がなく
素の姿でやってその結果から支援の方向性を見つけた方が良い、
と松田は思います。


子どもの現状を把握するのに
こういうフォーマルな検査って本当に貴重な機会だなと思います。

かくいう我が家でも
ASD年長児の妹が、就学に向けてこの土曜に発達検査を受けてきました。


見ているのもなかなかのしんどさ!笑

分からない時にぐたーんとなったり
上着の袖を引っ張って萌え袖風にしたまま積み木を持とうとしていたり
椅子をガタンガタンさせていたり
「○○もできるよ」と言われていないことをやっていて横道にそれまくったり…

「普段家だったら、このへんで雷落としてるなぁ」とか
「『できているよ』と言われないと不安になるんだなぁ」とか
「物が出ていると、心理の先生に言われる前に触っちゃうなぁ」とか
「椅子には座っていても姿勢がなぁ」とか
「あ、『椅子に座りましょう』て言われるの、今で10回目」とか
「おいおい、諦め早いな。もうちょっと考えたら分かるんじゃないの?」とか

なかなか…
見ごたえがあり
成長とともに課題もあれこれ見える検査でした。


検査の結果の紙を受け取るのはまた少し後ですが
フォーマルな検査の中で見えたことを
園や就学先の先生にも見ていただいて
少しでも「こういう工夫をした方が良いタイプ」が伝わるといいなぁと思います。

皆さんも、発達検査の結果を受け取ったら
コピーを療育の先生や今の園の先生にも見ていただき
集団や普段の様子にもぜひご活用ください。
(原紙は教育委員会とかに提出すると思うので、コピー必須)

ぐんぐんにもぜひ見せてくださいね♪


検査が終わったあと
「がんばったよ!!」という娘に
「お、おん(あれで頑張った姿なんかーい!!)」と
微妙なリアクションをしてしまった松田でした。


松田「先生」でなく
松田「お母さん」の時は
まだまだ人生修行足りないなぁと反省するばかりです。


でもでも、
ちゃんとご褒美のアイスは買いに行きました!
自分で自分を褒めてあげたい!笑


(赤磐ぐんぐん療育スタッフ:松田紗代)