赤磐ぐんぐんだよりは、育てる会会報用に
松田以外(たまに松田も)のスタッフが書いています(2か月に一度)
赤磐ぐんぐんだより(2024年2月末号)
年明けからあっという間に日が経ち、気づけば今年度も残り一か月となりました。
ちょうどこの時期はモニタリング(半年に一回の療育振り返り)でもあるので、
スタッフで書類を作成しながら半年前のご家族のお話やお子さんの様子を整理したり、
今のお子さんの取り組みの様子をご家族と一緒に振り返ったりしながら、成長を確認する機会が多くあります。
ご家族から
「以前はこうだったけど、こんなことができるようになった」という報告を聞いたり、
お子さん自身から
「前はこれが難しかったけど、今はできるようになったよ」という話を聞いたりすると、
ご家庭で丁寧に支援を続けておられる成果だな・少しは療育もお力になれているといいなと思います。
赤磐ぐんぐんは年中・年長対象の事業所なので、
この春小学校に上がるタイミングで赤磐ぐんぐん卒業となるお子さんも約半数おられます。
就学に向けてのサポートブック/シートを仕上げる時期でもあり、一年かけて悩みながら作成してきた書類を一緒に確認させていただいています。
最初の頃は
「書けそうにもない」「絶対無理」と言われていた皆さんが
療育での様子や本人の姿などを見ながら、
学校の先生に分かるようにと工夫され、中身を吟味され
「我ながら気に入っています!」「頑張りました!」
「アプリを使ってみました!」と見せてくださるサポートブック/シートは
どれも本当に愛情にあふれていて素晴らしく、読んでいて心が温かくなります。
それと同時に
お子さんの「できる」「できない」だけではなく
「こういうことが難しいけれど、こういう工夫したらできることが多い」と工夫をセットで書いておられること・
今はまだ難しいことについて
「家でも練習中で、本人なりに頑張っているので、応援してあげてほしい」と努力している本人の気持ちを伝えておられることに
ご家族がしっかりお子さんと向き合ってきたからこそ書ける文章であることに感動しました。
私は、
幼児期の療育は『ご家族がわが子の子育てのコツを知る』応援することと共に
『ご家族が周りの人にわが子のことを説明する』お手伝いをすることが大きな役割の一つだと思っています。
お子さんがASDと診断されるまで
ASDの人との関わりや知識はほとんどなかったと思いますし
ASDと診断されて療育に通いだしても
生活の中で分からないことや戸惑うことも多かっただろうと思います。
そのご家族が
これほどまでにお子さんのことを
具体的に分かりやすく説明できるスキルを持たれていることに
ただただ脱帽の気持ちでいっぱいです。
努力の結晶!
お子さんの学校生活に役立つよう
今は「どのタイミングで」「どんな風に渡して」「小学校生活でどんな風に活かしてもらえるようお話していくか」などを
同室のご家族皆でも色々一緒に「どうする?」「うちはねー」などお話しあいながら色々策を練っているところです。
以前もスタッフブログで紹介しましたが
「サポートブックを作成してお渡しして終わり」ではなく、
ここから始まるコミュニケーションツールとして活用してくださると良いなと思います。
また、
卒業されるご家族にお願いして協力していただいた「先輩ママ:サポートブック集」のファイル(個人情報などはすべて伏せたもの)は、皆さんから大変好評で「助かった!」「参考になった!」という声を多くいただいたので、
今年度も年長で卒業される方々にはぜひお願いできたらと思っています。
皆さん今後の方の参考資料として、ご協力よろしくお願いします(^^)
いよいよ今年度も残り一か月。
年長組とお別れするちょっぴり寂しい気持ち&門出に向けての嬉しい気持ちと、
新しい年少組(来年度年中組)のお子さんたちの受け入れ準備としての
PEP-3検査祭りの日程を組みながら、忙しくもわくわくする一か月の計画を立てています。
さあ!張り切っていきましょう♪
(赤磐ぐんぐん児童発達支援管理責任者:松田紗代)
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